肛門腺とは、肛門の左右斜め下の辺りにある分泌腺で、袋状になっています。
肛門腺の中には強烈なにおいの分泌液が作られ溜められています。
通常は興奮した際や、排便の際に少しずつ排泄され、溜まりすぎてしまうことはあまりありません。しかし、分泌物の性状によっては排泄されにくく、肛門腺周囲の筋肉の衰えによって溜まりやすくなってしまっている子もいます。
肛門腺が溜まりすぎてしまうと、地面に肛門を擦り付けたり、肛門付近をなめたりするような動作が見られることがあります。このような行動が見られたら早めに肛門腺を絞りましょう。
肛門腺をおうちで絞る時は、お風呂場など、絞った分泌液が付いたおしりや手をすぐに洗える場所で行うことをオススメします。
犬のしっぽを片手で持ち上げ利き手の親指と人差し指で肛門のやや下寄りを左右からつまみ上げるように優しく力を加えて絞ります。
勢いよく飛び出てくることもありますので、顔などにかからないように気をつけながら行ってください。
犬が嫌がり動いてしまってうまく絞れない場合は、トリミングサロンや動物病院で絞ってもらいましょう。
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